フリースタイルリブレとダイエット

深刻な不調が現れたため厳しい糖質制限を中止し、リブレで血糖を測りながら、自分にあった健康的なダイエット(食事法)を目指しています

【厳しい糖質制限をやめました】糖質を摂ることに対する罪悪感と恐怖感

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1年半に及ぶ糖質制限で、最初に体に不調を感じたのは体感だけでしたが、実際に病院で検査を受けるとはっきりと結果が出てしまいました。私の体は、静かにひっそりと、糖尿病に向かっているということが解ったのです。糖尿病でない私が、厳しい糖質制限を続けてきた結果、糖尿病のような症状が出てきてしまったのです。もちろん、誰もがそうなる訳ではありません。でも、私には「合っていなかった」のです。

糖尿病とは?

食事をすると、その糖を細胞にエネルギー源として届ける為、糖は血液内に取り込まれ全身に運びます。しかし、細胞内への吸収速度が遅かったり、吸収分以上に糖を摂り過ぎると、血糖値が上がり過ぎてしまいます

高血糖を起こすと血管や内臓にダメージを与えてしまうので、血糖を下げる為に膵臓からインスリンというホルモンを分泌させます。インスリンが出ることによって血糖は下がりますが、頻繁に高血糖を起こしてインスリンの大量分泌を繰り返していると、膵臓がだんだんと疲れて、十分なインスリンを作れなくなってしまいます。インスリンの量が少なくなったり、インスリンが出なくなってしまうこと、すなわち血糖が下がらなくなってしまう症状になること、それが糖尿病です。

糖質制限のやり方が間違えていた?

糖質制限で糖尿病になるなんて、まさに本末転倒です。健康になりたくて、メタボから脱出したくて、糖質制限を始めたのに。糖尿病の治療食なら、安心して取り組めると思っていたのに

私は糖質制限に取り組むにあたり、始める前に糖質制限を勧める医師の本を出来るだけ沢山読むようにしていました。新しいものは「蔦屋書店」などのブックカフェで読むようにして、良い本だけを選んで買っていました。出版年が古いものは図書館で探して借りたり、「ブックオフ」で買ったりしました。

ネット検索で調べて知った廃刊になった本は、ヤフオクやフリマ、古本屋で必死で探すことも度々ありました。とにかく当時の私は「本当の糖質制限」を知りたい、理解したい、絶対に体に良いはずだと、思っていたのです。

「糖質制限」に関する書籍を買い集めると、本当に多くの医師たちが糖質制限を推奨していました。これは紛れもない事実です。

でも、どの本にも私のような「糖尿病ではない人」が、糖尿病治療目的ではなく、ダイエット目的に糖質制限を行うと不具合が出る可能性があるとは書かれてはいませんでした。ただただ「糖質制限はいろいろな病気や不調に有効だ」と、多くの本に書かれていたのです。

糖質制限をいろいろな医師たちが勧めていた

 江部医師は糖質制限を糖尿病治療に取り入れた第一人者あり、本当に数々の著書があります。糖質の摂取量を段階別に「プチ(緩やかな)糖質制限」「スタンダード糖質制限」「スーパー(厳しい)糖質制限」とランク付けされた方法を紹介しておられます。

その他にもゆるやかな糖質制限を推す、山田医師の「ロカボ」に関する本や、スーパー糖質制限より更に厳しい制限を推す、釜池医師の「断糖」に関する本など、どの医師もそれぞれ推奨される糖質摂取量は違いますが「糖質制限は体を健康にする効果がある」と書かれていました。

その他にも、糖質制限を推奨する医師の本は本当に沢山あり、斎藤医師の「ケトジェニック」、夏井医師の「炭水化物は人類を滅ぼす」、宗田医師の「ケトン体」、西脇医師の「断糖」など、内科医だけでなく、産科医や精神科医も推奨されています

また、糖質制限はがん治療にも有効と書かれた本もありました。家族にがん患者が複数いる私は、これらも読みました。溝口医師の「がんになったら肉を食べなさい」、古川医師の「ケトン食ががんを消す」などです。しかし、「がんには糖質制限が効く」という本が出版されてからもう何年も経ちますが、この世からはまだ、がん患者は大幅には減ってはいません。

もし糖質制限が万人に効果があるのならば、論文を学会で発表し、世界規模で糖質制限に取り組んでいてもおかしくないはずです。しかし、そうなってはいません。

一部の患者さんには効果があるのは間違いないようですが、やはり、全ての人に効果がある訳ではないのだと、今は思います。

これらの本を数々読みましたが、今現在においても、やはり日本国内の全ての医師が糖質制限を推奨している訳ではありません。何故勧めない医師も多いのか?と考えると、多くの医師が勧める食事法ではあるが、その反面、勧められない部分もあるということなのだと思います。

その様な状況において、糖質制限を勧める医師の直接診療を受けない私達が、糖質制限を行うという選択をすることは、全てを自己責任で行わなければなければならないということだと実感しました。

何事においても、それが自分にとって良いか悪いかは「全て自分で判断しなければならない」ということなのです。

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※糖質制限に関する本は、もう殆どの売ってしまったので、今手元に残ったのはこれだけです。

糖質制限を止めるのが怖い

体感的に「今までと何かが違う」と感じる様になり、偶然知った栄養療法を指導する病院で詳細な血液検査を受けて初めて、その不調が「糖尿病のような症状」であることを知りました。その後、血糖測定器を購入し、自ら食事の度に血糖値を測るようになると、少量の糖質摂取で高血糖を起こしていることを知ります。

糖尿病を治療するための食事法と言われる「糖質制限」で、非糖尿病であった私に、糖尿病患者の様な症状が出ていることを知ったのです。

糖尿病治療食で糖尿病になりかけていると解ると、糖質制限を続けることが怖くなってしまいました。しかし、1年半も糖質制限を続けてくると、食事習慣や味の志向がすっかり「糖質制限寄り」に定着してしまっていますから、「さぁ今日から止めましょう」となっても、気持ちはすぐに切り替えられないのです。

続けることは怖いが、反対に止める事も怖くなってしまったのです

糖尿病のような症状が出始めていた頃は、厳しい糖質制限をしても痩せなくなってきていました。糖質をあれだけ制限しても痩せなかったのに、ここで糖質を摂りだしたら、更にぶくぶくと太ってしまうのではないか?また元の肥満に戻ってしまうのではないか?と。

元の体重に戻るだけではなく、更に元の体重を上回るような、リバウンドを起こしたらどうしよう…。それらのことを考え始めると、夜もなかなか寝つけない日々が続きました。

「糖質制限」は私にとって、本当に人生最後のダイエットだと、20キロ痩せた時に心からそう思っていました。だけどその糖質制限が、私にとっては「健康を損なう食事法」だったんだと思うと、もうこの世に痩せる方法はもうないんじゃないか? と思ったりもしたのです。

れから一体どんな食事法にすればいいんだろう…。信じていた確かなものが、ボロボロと崩れていくように思え、しばらくは抜け殻の様になってしまいました。

厳しい糖質制限は、摂食障害になる可能性もある

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私はこちらのブログ以外でも、別のアカウント名で、長くインスタグラムにおいて食事記録を投稿しています。その中で私は、私と同じように「糖質制限」で減量や体質の改善を目的とするお友達と知り合うことが出来ました。

しかし、そのお友達の中にも糖質制限で減量を進めるうちに、糖質を摂ることに抵抗感を持ちはじめ、次第に、少しの糖質を摂ることにさえ恐怖感を持つようになった人たちがいることを知りました。

糖質制限を始めた初期は、ゆるく糖質を制限するだけでも比較的順調に体重は落ちます。しかし、やはりある時期になると、その減量ペースは落ちてきます。そのことに対して非常に強い不安感を持つ人は、更に糖質の摂取量を減らすようになります。

それを繰り返していくと、最終的には大幅な糖質制限を行い(断糖に近い制限)、制限をする必要はないのでは?と思われる程の、痩せすぎといわれるような体型にまでなっているにも関わらず、糖質を摂ると太るのではないか?という強い恐怖感を持ち、糖質が殆ど摂れなくなってしまう人も少なくないのです。

中には体重が30キロ台にまで落ちてしまうような方もいらっしゃいます。体脂肪量は、生命維持のための限界まで落ちてしまい、そこからはもうエネルギーを作りだすことが出来なくなってしまうので、次は筋肉を溶解して、かろうじてその日のエネルギーを作り出しているような状態にまでなってしまう方がいるのです。当然、月経も止まってしまいます。ここまでくるとやはり「摂食障害」の初期症状ともいえる状態だと思います。

厳しい糖質制限を経て、糖質摂取に恐怖感や罪悪感を感じてしまうような状態になってしまう原因の全てが「糖質制限」だとはいえませんが、厳しい糖質制限には、このような危険性も含んでいるんだということを広く知ってもらいたいなと思っています。

自分にあった糖質量を求めて

体に良いと思った糖質制限で糖尿病になりかけていた私でしたが、幸いにも栄養療法を指導する医師と知り合うことができたことで、糖質制限で悪化してしまった耐糖能の改善方法や、糖尿病のような症状(2型糖尿病)を治す方法として「糖質リハビリ」の指導を受けることが出来ました。

先生からは、自分にあった糖質摂取量を見つけるまでの間、フリースタイルリブレが示す意味や読み取り方、また糖濃度だけではなく、その裏で働いているインスリン分泌の読み取り方を始め、食事については糖質量を増やしてみたり、糖質の中でも多糖類を減らしてみたりなど、いろいろなアドバイスを受けました。

糖質リハビリに取り組むこと1年以上と、当初思っていたよりは、長期に渡ってしまいましたが、その間に血液検査や糖負荷試験などを通して、いろいろな体の機能や変化を知ることも出来ました。この糖質リハビリを通して始めて改めて、糖質制限のメリット・デメリットを認識することが出来たのです。

糖質摂取は怖いものではなく、悪いものでもない。自分にあった正しい量と、自分にあった糖質の種類と割合(単糖・二糖・多糖類)さえ見つければ、太ることも健康を害するものでもないということを学びました。

食事を摂って、少々血糖値が上がっても、何も恐れることはありません。耐糖能を正しく機能させ、インスリン抵抗性が高くならないように維持すれば、糖尿病のような症状が出ることはないのです。それはつまり、自分にあった糖質量を知ることが出来れば、糖質を余計に摂ることも、極端に減らすことも必要なくなるのです。

自分にあった糖質量を見つけることには時間がかかるかもしれません。でも、それが出来れば、糖質を摂る恐怖感も罪悪感もなくなります。

それぞれの方が「自分にあった糖質量」を見つけるための手がかりになるような記事を、このブログやツイッターで今後も発信していけたらと思います。

この体験を通して私自身が学んだことや体験したことが、もし私と同じような症状が見られた方にとって、何かヒントになれば、と思っています。