フリースタイルリブレとダイエット

深刻な不調が現れたため厳しい糖質制限を中止し、リブレで血糖を測りながら、自分にあった健康的なダイエット(食事法)を目指しています

【高脂質食】最近SNSで話題の高脂質食摂取のリスクについて調べてみた

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最近ツイッターで話題になっているのが「毎日焼肉を食べても大幅減量に成功」という減量方法で、その食事法に従って「牛脂を大量に食べる」という食事を摂る人が増えている。なんでも1日に300gもの牛脂を食べる人もいるとの書き込みも…。しかし一般的な減量を目的とする保健指導においては、低脂肪食を勧めています。今回、保健指導に反するその話題の食事法のリスクについて調べてみました。

糖質制限と高脂質食を組み合わせたダイエット

ツイッターでダイエット関連のツイートを見ていると、大手企業の参入で一気に火がついた糖質制限食をダイエット法として行う方たちの中で、最近登場してきたのが糖質制限を行いながら、更にそこに、高脂質食を摂取するというダイエット法です。なんでも「毎日焼肉を食べても2か月で30キロ痩せた」という書き込みに、多くの減量希望者がいいね&フォローし、ツイッターを賑わせています。

その中でも特に牛脂を多く摂る食事が人気の様で、朝から牛脂、昼も夜も牛脂と、中には1日に300g以上もの牛脂を食べる方もおられるようで、ステーキハウスでは牛脂を割り増ししてもらうように注文したり、街の肉屋に牛脂を買いに走る人まで出ている模様です。

一般的な感覚からすると「牛脂好きの方」のレベルについては、「すき焼きの牛脂が好きで食べる」や「美味しい肉は脂が旨い」程度のものと思っていましたが、なんと!牛脂をメイン食材として食べるその食事を見てびっくり(笑)

焼いたり煮たりと、主食のように大量に食べられている方もおられて、調理時に使う調味料的なものではなく、主菜として牛脂料理を食べている方がいらっしゃいます。

牛脂?!…焼いたらほぼ跡形は無くなるんじゃないの?溶け出た脂を飲むの?という驚きの感覚でその内容が気になってしまい、ついついそれらの投稿を追ってしまう毎日です…。

脂質摂取は総カロリーの20~30%以内を推奨

厚生労働省定める日本人の食事摂取基準(2015年度)では、健康を推奨する食事法として、基本的には低脂肪食を勧めています。最年、高脂血症や脂質代謝異常を患う方が増えており、健常な方においてその推奨摂取量(摂取割合)は、1日の摂取カロリーの20~30%としていますが、高脂血症や脂質代謝異常のある方はそれよりも少ない量を勧めています。

では実際にどのくらいの量を摂っていいのか?となると、健常な成人の推奨摂取カロリーを2000kcal/日とした場合、20~30%だと400~600kcalに当たりますので、脂のカロリー(9kal)で割ると、平均しても55g/日程度(500kcal換算)が一般的な摂取量と考えられます。

もちろん個人の体質や筋肉量、一日の運動負荷によっても異なってくると考えられますが、これらから推察しても、1日300gの牛脂はさすがに摂り過ぎじゃないの?と、ちょっと心配になってきます…。

 

牛脂にはどんな栄養素が含まれているか

牛肉にはいろいろな栄養素が含まれています。たんぱく質の他にもカリウム・マグネシウム・亜鉛などを含んでいます。では脂質が多めではありますが、サーロインステーキを例にその食品の成分を調べてみました。

※文科省「食品成分データベース」より

(和牛サーロイン脂身あり生100g当たりの栄養素)

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しかし、同じ牛ではありますが「脂」だけである、牛脂の食品成分はどうでしょうか?

(牛脂100g)

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牛肉と牛脂で脂質を除いた部分で比較すると、牛脂の方がビタミンAとKが多くなっていますが、それら以外の栄養素はほぼゼロと考えてよいのでは?と思います。

牛脂の主な成分構成は、やはり見た目そのものである「脂」しか含まれていないようです。

高脂肪食は糖尿病や高コレステロールになるリスクがある

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高脂肪食のリスクを調べいると、どうしてもマウス実験のものが多いのですが、人間での文献を探してみました。その中でいくつかヒットしたもので気になったのは、2型糖尿病になるリスクを含む※1というものでした。インスリンの感受性が悪くなる、つまり最終的にはインスリンが出なくなり、糖尿病になるリスクが上がるというものです。

また、低炭水化物・高脂肪食でコレステロール値が上がるというものもありました※2。

先の投稿でもお話していますが、私が1年半続けた糖質制限をやめたきっかけが、まさに、糖尿病の様な症状が現れ、コレステロール値が上がった、というものでした。

その当時、私は厳しい糖質制限を課し、糖質を制限する分の代替え栄養として、多くの肉を食べ、バターや生クリーム・オメガ3やMCTオイルを意図的に多く摂る食生活をしていました。

昼食にはステーキ店やファミリーレストランでは、300gものステーキを注文して食べていました。もちろんステーキソースは無し、付け合わせの野菜や白米も一切食べていませんでした。また人気のコーヒー店に行っても、ブラックのアイスコーヒーにホイップクリームを2つも3つもトッピングするなどして、それを昼食とするような、まさに「低炭水化物・高脂肪食」を実践していたのです。

その後の血液検査で、この文献の通りの結果が見られたために、厳しい糖質制限を中止し、高脂肪食をやめたという経験があります。

どんな食事法においても自己責任で

もちろん、高脂肪食を摂る全ての方がこのような症状が現れるとは思いません。中には厳しい断糖食を長く続け、高脂肪食を続けていても、調子よく、血液検査の結果も問題なく過ごされている方もおられるようです。(あくまでもSNS上の投稿を拝見してのことですが)

しかし、私の様に、厳しい糖質制限や高脂肪食を続けた結果、糖尿病でなかった人間が糖尿病患者に近い症状が見られるようになり、肝機能数値や中性脂肪が低値になり、また相反してコレステロール値は基準値を超えて高くなったという人間も実際にいるんだというような、こういったリスクが高まることがあるという認識も持っておいて頂きたいなと思います。

そんなリスクがあるということも知らずに、血液検査などを受けることもなく高脂肪食を続け、万が一糖尿病になってしまうことになれば、本末転倒です。

また気づかずに悪化させてしまった糖尿病の症状については、なかなか完治は難しいとも言われています。糖尿病になれば一生、食事制限や投薬が続くことになる可能性もあることをぜひ知っておいて頂きたいなと思います。

<参考資料> 

※1 フォン・フランケンAD 、マリーナA 、ソングX 、キャラハンHS 、Kratz M 、Utzschneider KM 、高脂肪、高飽和脂肪食は体重が安定した太りすぎや肥満の成人で腹腔内脂肪を変えることなくインスリン感受性を低下させる、2017 Feb;  56(1):431-443。doi:10.1007 / s00394-015-1108-6、Epub 2015 Nov 28、PMID: 26615402  PMCID: PMC5291812 DOI: 10.1007 / s00394-015-1108-6

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26615402

※2 KjetilRetterstøl'、 Mette Svendsen、 イングルン・ナーベルド、 キルステン・B・ホルベン LDLコレステロールに及ぼす低炭水化物高脂肪食の影響と正常体重の若年成人における遺伝子発現:無作為化比較試験 DOI: https://doi.org/10.1016/j.atherosclerosis.2018.10.013

https://www.atherosclerosis-journal.com/article/S0021-9150(18)31432-1/fulltext